2015年10月19日月曜日

【ニュース】日本人も興味を持つタタール文化

2015年10月18日 intertat.ru

1017日から24日まで日本でタタール文化デーが催される。このイベントにはタタールスタンから公式の代表団と共に学者、アーティスト、料理人も同行する。太平洋に面する強く独特な国の一つである日本の人々に、タタールのアニメ、料理、様々な展示が提供される。



日本初のモスク建立から今年で80年になる。神戸にあるこのモスクの建設にはタタール人ディアスポラも大きく貢献した。学者らはこれを記念して、タタール文化デーの中で学術会議の開催を計画している。タタールスタン科学アカデミーのマルジャーニー歴史研究所のマラット・ギバッディノフさんは、「日本でタタール人を研究している学者と会い、彼らの研究分野・研究成果を知り、将来の共同研究について意見交換をします。私たちは日本とタタールの社会を例に、伝統的な社会の変化を示したいと思います。それはどう変わったのか、日本では民族性をどうやって守ることができたのか。これらについての議論が予定されています」と話す。


日本には60近くのモスクがある。最初のモスクは神戸で1935年に建てられた。その建設にはタタール人も尽力した。タタール人が礎を築いた東京モスクは1938年に建てられた。



会議では日本の古文書に保管されているタタール関係の資料を明らかにするという問題も取り上げられる。日本人はタタール人に大変興味を持っているということは、もう誰に対しても秘密ではない。その中には祖先がタタール人という人もいる。タタール人の学者らが本格的に日本人と交流するのははじめてとはいえ、これまでもつながりはあった。「学者のラリサ・ウスマノヴァさんが日本に10年住んで、そこで研究を行いました。彼女を介してもつながりができました。日本からも人々がよく来ました。他の国で行われた会議でも会いました」とマラットさんは話す。

日本でのタタール語人気を学者らはそれぞれの考えで説明する。日本人は非常にまじめな民族だ。何か仕事に取り掛かるなら、それを完璧に行う。この性格は彼らの民族性にしみこんでいる。日本の有名な言語学者で歴史学者の服部四郎(妻はタタール人)は、タタールの言語と歴史に興味を持った。彼の説によると、タタール人と昔の日本人の間には共通の源があるという。言語・音楽・考え方における共通点はそこから来ると、服部四郎は考えた。

タタール語にハマった日本人
タタールの歌を聴いてタタール語にハマった日本人・菱山湧人さんについて、タタールメディアは多く報じた。私たちの編集部も菱山さんと2012年から連絡を取っている。「皆さんのサイトでタタール語のニュースを読んでいます。いくつか質問したいことがあるのですがよろしいでしょうか?」というメールが2012年の夏に届いた。

2回国際タタール語オリンピックでグランプリを受賞した菱山さんは今カザンで学んでいる。カザン連邦大学の言語学部でタタール語を学術的に学んでいる。最近、ネットでサイトを開設した。「アクバルス」という名前のサイトについて彼は私たちに以下のように話した。「私たちは、日本でまだ知られていないタタールの文化や言語、タタールスタンを紹介する目的でこのサイトを運営しています。サイトには日本語でタタールスタンのニュース、タタール料理のレシピ、タタール語、タタールスタンの観光名所についての情報が載っています。私たちのサイトは、タタール世界について日本語で書かれた最も詳しい情報源と言えます」。

上にも書いたとおり、日本で101724日にタタール文化デーが行われる。


「タタールスタンから来るアーティストが参加し、平塚にある東海大学で「タタール・コンサート」という名前のコンサートが行われます。また、タタールのアニメの上映、タタール料理の紹介などの文化イベントが予定されています。1017日には東京モスクでタタール文化デーの開会式があります。19日には東海大学で「日本とタタール世界の文化・経済・技術関係」というテーマの学術会議が行われます。21日には神戸モスクの80周年記念イベントが行われます。22日には松江でタタール人アーティストの参加するコンサートがあります。23日にはそこで学術会議の続きが予定されています」と、菱山さんは伝えた。



記者:菱山さん、去年の11月にタタール語講座が始まりました。授業はどんなふうに行われていますか?どんな教科書が使われていますか?

菱山さん:タタール人が礎を築いた東京モスクで、在日トルコ大使館とユヌス・エムレ・インスティテュートの後援でタタール語講座が行われています。授業は唐澤ギュルナラさんというタタール人の方が行っています。講座はセメスター制で、一セメスターは10回の授業からなり、9月に4回目のセメスターが始まりました。講座には初級と中級の二つのクラスがあり、二つのクラスに合計20人ほどが通っています。授業は毎週日曜日に行われ、受講生のほとんどは日本人です。授業ではまず簡単に文法を学び、そのあとそれをもとに例文を作り、会話します。授業の最後にはタタールの歌を歌って歌詞を学びます。授業はラテン文字で行われ、先生の作った教科書が使われています。

記者:カザンに満足していますか?テーマは何ですか?言語を学ぶときどんな困難に遭いましたか?

菱山さん:カザンは生活するのに便利な町だと思います。大きすぎず小さすぎず。良い友人や先生がいます。気候だけ少し厳しいです。


記者:菱山さん、タタール語は難しい言語で、外国人にとって学ぶのは簡単ではありません。あなたは難しいテーマを抱えているそうですね?



菱山さん:修論のテーマはタタール語の所属人称接尾辞です。他のチュルク諸語との比較も考えています。これはとても難しいテーマで、多くの時間が必要です。

記者:将来にはどんな希望を持っていますか?


菱山さん:夢は日本でタタール語の研究者になり、タタール語の授業を行うことですが、これを実現するのは大変難しいので、他に仕事を見つけなければならないかもしれません。いずれにせよ、これからもタタールに関わる活動は続けていきたいと思います。




豆知識:有名な日本の侍の刀は「たたら」という技術で作られる。これはタタール人の祖先が47世紀にアルタイ山脈から朝鮮を経由して日本に伝わったという説がある。

http://m.intertat.ru/tt/milli-tt/item/49880-tatar-m

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