2015年8月25日火曜日

【タタール料理】とってもお手軽!タタール料理「クストゥブイ」と作り方

外はサクッ、中はしっとり、もっちり・・・
きっと、この紹介文だけで魅力的に思う日本人は少なくないはず。

外はかりかり、中はもっちりしっとり・・・
タタール人を長年にわたって魅了してきたクストゥブイは、日本人の舌をも魅了するかも


肉!油!この二択と思われがちなタタール料理だが、実はジャガイモも主役級。
タタール料理にジャガイモは欠かせない。


朝食にいかが?
今回紹介する「クストゥブイ」は、カリっと焼いたパイ生地にマッシュしたジャガイモをサンドしたお手軽タタール料理だ。

そのお手軽さゆえに、朝食や間食としてもよく食べられているクストゥブイ。
タタール料理の主役といえば先日紹介したチャクチャクや、これから紹介する予定のオシュポシュマック、ベレシュやチェブレキが挙げられることが多く、このクストゥブイには中々光が当たらない。
けれどもこのクストゥブイも、タタール人の日常に度々登場し、軽食としては主役のひとつかもしれない。

ちなみに地方によっては、このクストゥブイはその呼び名を変える。
「クジクマック」「ヤクミシュ」・・・色々な呼び名があるが、中身や形状のバリエーションは基本的にはどの家庭でも大差はない。


今回はそんな光の当たらないクストゥブイに、思いっきり光を当ててみようと思う。
さっそくレシピの紹介といこう。

用意するもの (約10枚分)
【生地】
・小麦粉  280g (生地用250g、打ち粉用30g)
・牛乳  100ml
・鶏卵  1個
・バター  大さじ2 (玉ねぎ炒め用・マッシュポテト用)
・砂糖  大さじ1
・塩  1つまみ
【中身】
・じゃがいも  500g
・玉ねぎ  1個 (みじん切りにしておく)
・牛乳  100ml
・バター  大さじ2程度 (好みに応じて)
・塩  1つまみ (必要に応じて)
・ハーブなど  適量 (好みに応じて)




【手順1】
まずはクストゥブイの中身を用意しよう。
ジャガイモを洗って剥いて、適当な大きさに切ったのち、沸騰した塩水に入れる。

適当なタイミングで取り出し、ボウルに移して潰す。この際に牛乳100ml、バター大さじ1、必要に応じて塩を加え、よく混ぜる。




【手順2】
みじんぎりにしておいた玉ねぎをバターで炒める。
この際、弱火で玉ねぎが半透明になるまで炒めるのが美味しく作るコツ。

できたら【手順1】でできたマッシュポテトに加え、よく混ぜる。
好みに応じてハーブを加えてもよい。




【手順3】
次に生地の準備に取りかかろう。

ボウルに温めた牛乳100ml (温めるのがポイント!)、砂糖大さじ1、鶏卵1個と塩1つまみ、バター50gを合わせ、よく混ぜる。







【手順4】
【手順3】のボウルに小麦粉280gを徐々に加え、ダマにならないようによくかき混ぜる。

写真のように、程よく手につく程度にボール状にまとめることができたら、ボウルをタオルなどで覆って20分程度寝かせる。(寝かせるとより生地が美味しくなる)




【手順5】
軽く打ち粉をはたき、【手順4】で寝かせた生地を10片程度にちぎって分ける。

めん棒などで、それぞれ大体直径15cm程度の円形になるように延ばしていく。
なお、円形はまん丸に近いほど綺麗だが、焼くと変形するのでそこまでナーバスになる必要はない。





【手順6】
熱したフライパンに少量のバターを溶かす。

片面1分から2分を目安に、両面焼き色が軽くつくまで焼く。





【手順7】
焼けた生地の半分に【手順2】で完成したマッシュポテトを加え、半分に折る。

量はお好みだが、個人的には生地のフチ1.5cm手前程度までまんべんなくマッシュポテトをのばすのがオススメ。
写真のようにマッシュポテトを加えることができたら、挟むように半分に折って出来上がり。




めでたくクストゥブイの出来上がり!
おやつだ!朝ご飯だ!



(生地の下ごしらえは面倒だけど)お手軽で美味しいタタールな朝食で、
朝を迎えてみませんか?


出典:Кыстыбый с картофелем (ロシア語)
http://www.edimdoma.ru/retsepty/63927-kystybyy-s-kartofelem


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